(平良にて撮影)
今から約二十年前、私が高校を卒業する頃、インターネットはまだ一部の人間のものでした。大学のパソコンでヤフーのトップページを初めて見たときは、いかがわしく思ったものです。
その後、徐々に人々の生活に浸透し、ライフスタイルを変えてきたインターネットですが、離島での生活も例外ではありません。
例えば、自分の知りたい情報をリアルタイムでキャッチできます。これだけならテレビや新聞を絶え間なくチェックするこでも可能ですが、ネットではさらに掲示板やTwitterをチェックすることで、そのニュースに対して感じたこと、考えたことを他人と共有できます。離島にいながらにして、本土の多くの人と繋がっていることを実感できるのです。
流行りの曲はYouTube、Googleで聴けます。気になる映画はAmazonやDMMで観れます。漫画や小説はKindleが場所をとらず便利です。これらの作品の感想は、掲示板やレビューで共有できます。
誰かと話したくなったらフェイスタイム、Skypeボイスチャットがあります。都会の空気が恋しくなったときは、j-waveなど東京のラジオを聴くと気持ちが紛れるどころか、まるで東京にワープした気分になります。
よく、どうして離島に移ったのか訊かれます。しかし、私からすると、逆になぜ都会にとどまるのか不思議なのです。田舎でも生活は変わらないどころか、人ごみも大気汚染もないのです。おまけに宮古島は海が綺麗で、夜には天の川が見えるのです。